長女ということ

このところ、吉本隆明の最後のエッセー「開店休業」を読んでる。
言わずと知れた吉本ばななのお父様、昨年なくなった
戦後思想界の巨人。

これが凄い面白い!!
一つ一つduncyuで書かれたエッセーに漫画家の長女の
ハルノ宵子さんが補足している新しいタイプのエッセー。

アタシは、漫画を許されない家庭に育っているので
全く漫画には興味がないので
一生、宵子さんとは縁がないかと思っていた。
でも今回彼女の文章を前にして本当に胸がすく思いがしてます。
ばななさんとは違う、長女としての文章は、どこまでも
親を突き放しながら、誰よりも深い愛情で書いていることは
同じ、長女としての気持ちが手に取るように分かり
たまに胸にぐっとくるところがあります。
冷たいと思われるかもしれないけど、それは全く違う、
最後まで親をみとった、またそれを自慢するところない
淡々さ。素敵過ぎてたまりません(笑

何を隠そうアタシは、長女。
妹のように、親に対して愛情深く出来ないアタシを垣間見るようで。
事実、アタシも母には優しくなく(笑
でも、母の親友には贈り物をする日々・・・。
この究極の遠隔操作、誰もわからないかもしれないけどね。

愛情表現は人それぞれ、
正解はないと思うケド、この本はお勧めです☆

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