読書

4月は、何となく読書力が加速する。
冬にアタシが一番信頼をおく
本屋大賞候補が発表になり、そこから候補作を
読み始め、大賞発表になり加速って感じ。
しかしながら情けないことに、だいたいは
候補を読破することは出来ず、また片寄った選び方
をするので、ズルズルとだらしなく読み、
本屋で徘徊物色するパターン。
まず、装丁が大事。へんな漫画チックなのは
どんなに内容が良くてもアウト。
以前に「もしドラ」を買ったけど、どんなに内容が
面白くても未だに目につかないとこに置いてある。
SFもちょっと無理…

今回は、しょうこちゃんお薦めの西加奈子を早々に
購入し一気に。
「サラバ」は、良かった。
読む前に西さんのコラムを読んでいたので
ヒトトナリを気に入って読んだから尚更、
どんどん入った。長さを感じなかった。
既に二回も読んだわ。
それで何冊か以前の物を購入(まだ読んでない)。
で一緒に、元気がなかったから平積みされていた
ばななさんのエッセー。やっぱり元気出た。
また、大好きな詠美さんのことも書かれていて
すごいつぼ。

4月は、宮本輝氏の新刊の月。
でも、辞めようかと思っていた。
だって、「流転〜」の続きじゃないから。
アタシがどんだけの気持ちで…お待ち申しているか…
そしたら、今週、新聞で宮本氏の特集が
始まり読んでしまったら…

買ってしまった。
やっぱり好きだわ〜。人間的に好きなんだわ。
そしてかっこいいし、ポリシーがある。
何より男としての本当の強さと責任を感じる。

そこなんだよな〜と妙に強く思う。
私の好きな人たちや友人は、何事にも、
最後のケツを持つ。持たないヤツは、どうしてか
私の人生から消えてく。
根本的に合わないのだから仕方ない。
でもそうは思えないとき、
それでいいんだよってまた本に背中を押して貰らって
元気を出す。

だから、読書は辞められない。